2025.6.20
北老人福祉センター 生活講座「はじめての断捨離」のご紹介
6月20日、講師にうえだますみ氏をお迎えし、生活講座「はじめての断捨離」が行われました。
「断捨離」という言葉をまったく知らない人はいますか?という質問に「知らない」と答えた利用者さんは居ませんでした。
たしかに良く聞くけれど、「とにかく物を捨てること?」というざっくりとした印象の方も多いと思います。
うえだ氏は、利用者さんに今回この講座に参加した理由を聞きました。
・片付けに悩んでしまった。
・家族に片付けしてと言われて。
・なんとなく。
・終活のため。
うえだ氏はさらに、断捨離とは一体何でしょうか?何のためにするもの?とも質問しました。
・捨てるため
・必要な物だけ残すため
・整理整頓をするため
実は全部違うのです。断捨離の目的とは「自身が機嫌よく生きること」だとうえだ氏はいいます。
子供の頃に「もったいない」と言われたことがあるでしょうか?
・まだ使えるんだから物を勝手に捨てない!…
・捨てたらもう買ってあげないよ!…
・恵まれない国の子どものことを考えてみなさい!…
などもったいないから捨てちゃダメ!という観念が自然に身についてしまっている方もいるでしょう。
「でも」「だって」が口癖になって、必要ないものを「せっかくもらったものなのに」などと惜しんでしまう。
しかし大人になったら自分に「捨ててもいいんだよ」と許可を出してあげましょう。捨てることにスッキリとポジティブなイメージを持ちましょう。と、うえだ氏は利用者さんに提案しました。
とりあえず、取っておく。 もったいないから、取っておく。 これらの意識を、「捨ててもいいんだ」というポジティブな方向に持っていきましょう。
それが断捨離の第一歩となるのだそうです。
しかし、自分にとって捨てづらいものってありますよね。
利用者のみなさんが捨てづらいものを聞いてみました。
アルバム・サイズ違い、流行だった服・大きな家具・着物・お布団・お弁当の箸やスプーン・エコバッグ・靴下、レジ袋、紙袋・壊れた家電・取扱説明書…
利用者さんには、こんなに捨てられないものがまだ沢山あります。
こちらは次回の「はじめての断捨離2」にぜひご参加いただき、うえだ氏のように「自身が機嫌よく生きること」を目標に、自分なりの断捨離をして欲しいと思います。
最後にうえだ氏のご自宅の断捨離前、断捨離後の写真を見せてもらい、利用者さんはその変化に感心していました。